Blog#66 ウクライナ侵攻を憂う「D.バート君の戦い」を支援したい

 2022年8月14日、北九大のD.バート君からメールが届いた。

 「ご存知の通り、ロシアがウクライナに侵攻しています。私たち、関係ないかも知れませんが、国が、都市が破壊されている。私たちに何ができるか。私はウクライナ大学と連絡をとって、学部卒の学生5名を北九大の大学院に入れたい。彼らに日本の建築と技術、まちづくりと日本の良さを知ってもらいたい。ウクライナの都市を一から造り直す必要があるから。」

 

 D.バート君の壮挙に賛同すると同時に、1979年、日中理工系交換教授として半年間、中国科学院に在籍して、中国の重点大学の全てを訪問したことから、1980年代、沢山の中国留学生や先生方を日本に招くことになった。当時の貧しい中国留学生たちを大学院生として、また招聘教授として招くには、少なくとも1人年間10万円の宿舎と食事代の他、大学院の授業料を免除してもらうため、大学当局との間で激しいバトルがあった。

 そんなことを思い出すと、D.バート君の5人の学生には、少なくとも一人当たり年間100万円の寝食費の他、授業料免責という大学当局の支援が必要である。彼の戦いに要する費用負担は2年間に5人で1000万円必要になる。ウクライナ支援プログラムの募金一口1,000円として1万口の応募は可能であろうか。

 私自身、何はともあれ賛同する以上、今の私にできる範囲で3万円を、このBlogを書く前に送金した。40年以上昔の私の現役時代と違って、インターネット時代のファンド募金の威力は分からないが、私が40代であった当時の友人たちに手当たり次第に無理を承知でお願いしたことを思い出しながら、D.バート君のこれからの戦いを支援したいと考えている